内部統制の実務Q&A
第3回:「決算・財務報告プロセス」および「スプレッドシートの管理」
(2008.05.28)
新日本監査法人 公認会計士 佐藤秀明
新日本監査法人 公認会計士 辰野 健
新日本監査法人 公認会計士 辰野 健
Q1. 全社的観点で評価する決算・財務報告プロセスの領域について教えてください。
Answer
全社的観点で評価する決算・財務報告プロセスは、財務報告の信頼性を確保するために、企業グループ全体の体制として整備する仕組みです。実施基準では次のような手続きが例として挙げられており、例えば<図1>の網掛けをした部分が考えられます。
| ・ | 総勘定元帳から財務諸表を作成する手続 |
| ・ | 連結修正、報告書の結合及び組替など連結財務諸表作成のための仕訳とその内容を記録する手続 |
| ・ | 財務諸表に関連する開示事項を記載するための手続 |
決算・財務報告プロセスは、連結会計方針の決定や会計上の予測、見積もりなど、経営者の方針や考え方のように、全社的な内部統制と性格的に近いものがあり、また各事業拠点で管理が共通していることが多いため、効率性の観点から全社的な内部統制に準じて評価することにしたものと思われます。ただし、グループの会計方針が確立されていない場合や、財務諸表への影響を勘案して、重要性の大きい業務プロセスは個別の業務プロセスとして評価する必要があります。
- 会計上の変更および誤謬の訂正に関する会計基準
第4回 過去の誤謬の訂正とその他の論点 (2010.07.29)
- 会計上の変更および誤謬の訂正に関する会計基準
第3回 表示方法の変更と会計上の見積もりの変更 (2010.07.29)
- 会計上の変更および誤謬の訂正に関する会計基準
第2回:会計方針の変更 (2010.07.28)
- 会計上の変更および誤謬の訂正に関する会計基準
第1回:会計基準における主な論点 (2010.07.22)




