内部統制の実務Q&A
第2回:「全社的な内部統制」
(2008.03.31)
新日本監査法人 公認会計士 佐藤秀明
新日本監査法人 公認会計士 辰野 健
新日本監査法人 公認会計士 辰野 健
Q5. 全社的な内部統制の有効性の評価結果が与える影響について教えてください。
Answer
全社的な内部統制の有効性の評価結果は、<表1>のとおり、業務プロセスに係る内部統制の評価範囲や運用評価手続に影響を与えます。
このように全社的な内部統制が有効でないと判断されると、業務プロセスに係る内部統制の評価範囲の拡大や、サンプル数の増加が必要となり、場合によっては内部統制の評価が間に合わない恐れもあるため、全社的な内部統制は必ず有効となるように整備・運用しておく必要があると考えられます。
■表1 全社的な内部統制の有効性の評価結果が与える影響
| 評価結果 | 業務プロセスの評価範囲への影響 | 内部統制の運用評価手続への影響 | ||
| サンプルサイズ | 手続きの種類 | 実施時期 | 有効 | 売上高等の2/3に設定可能 | 小 |
|
期中に実施可能 |
| 有効でない | 売上高等の2/3超へ引き上げ | 拡大 | 観察・再実施の追加 | より期末近くに実施 |
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