ベトナム発~駐在員ブログ


2009.09.25
ベトナムの交通事情

ベトナム国内を移動する交通手段としては、飛行機や汽車および車ももちろんありますが、最近ますます数が増えていると感じられるバイクとバスが主なものではないでしょうか。

私がベトナムの道路で一番幅を利かせていると感じるのは、市内を走るバスです。現在ハノイでは、最低3000ベトナムドン(以下VND)(約15円)でバスに乗れます。ハノイ市内から約40キロメートル離れたハノイノイバイ国際空港までも数千VNDほどで行けます。このバスは、もちろん市の運営する公共交通機関ですが、走り始めると公共性などまったくありません。市内の狭い道でも追い越し、信号無視はもちろん、対向車が向かってきている対向車線を走ることも普通です。間違いなく、暴走バスです。それも、一部のバスと思われたら大間違いです。ほとんどが同じような暴走バスです。今日も暴走バスが市内のあちらこちらを走っています。

ベトナムと言えば、バイクの多さをテレビなどで見られると思いますが、目の前で見るともっと迫力があります。ベトナム人は歩道はもちろん走れると思うとどこでも走ります。もちろん、信号無視、対向車線を逆送するのはバスと同様当たり前です。また、バイクでは予想もつかないものを積んで走っています。2ドア3ドアの冷蔵庫を後部座席に積んで運ぶのは普通の光景です。ちょっとグロテスクですが、100キログラムほどある腹を割かれた豚を1台のバイクで運んでいたときはびっくりしました。

外国人が通常移動の手段に使うのは、タクシーです。ハノイにも多くのタクシー会社があり、通常初乗りは12000VND(約60円)ほどです。しかしながら、最近多くの問題が生じています。現在問題となっているのが、タクシーメーターの改ざんです。残念ながら、今ではほとんどのタクシーがメーターの改ざんをしていると思われます。多くの場合は、例えば初乗り1キロメートルまでのところを900メートルぐらいのところでメーターが変わるような小さな改ざんです。また、タクシー料金を支払う際、多くのドライバーがつり銭がないと言います。日本人旅行者の多くはつり銭をもらわないようで、タクシードライバーの思うつぼです。そのため、タクシーに乗られる際には、小銭を事前に準備する必要があります。また私が以前経験したケースでは、ハノイにもおおよそ信用できる大手タクシー会社が数社あるので、道端でそのタクシーを止めました。外観もおおよそいつもと同じ、ドライバーがいつもの制服を着ていないのだけが気になりましたが。乗ってよく見ると、まったくく違う個人タクシーでした。車体への塗装もほとんど大手の会社のものと異なりませんが、1字だけ会社名が異なっていたようです。その結果、通常の3倍のタクシー料金を取られましたが、もうそのときはあっけに取られて、怒る気にもなりませんでした。

首都ハノイやホーチミン市は、街の作りが2輪車対応とでも言うべきなのか、日々の2輪車の増加とともにあるいは最近の4輪車の増加により、慢性的に交通渋滞が起きています。以前は、ホーチミン市内から空港まではタクシーで15―20分前後だったのが、今では最低でも30-40分は掛かります。ハノイでも同様です。一般的に言われているように、経済の成長にインフラ整備が追いついていない結果、このような慢性的な交通渋滞が起きているものと思われます。さらには、2輪・4輪とも相手のことを考えず、われ先に進むドライバーの運転マナーの悪さも、交通渋滞の一因となっていると思います。

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