管理会計のナカミ

2007.11.01
脱予算経営のための変化適応型のプロセス

前回では、予算の弊害について説明してきました。今回と次回は、Hope, J. and Robin Fraser, Beyond Budgeting (Harvard Business School Press, 2003)に基づいて予算の弊害を克服するための基本的な概念を示していくことにします。なお、ここでは、予算の弊害を克服して本当に競争的な組織になるために、予算を廃止してマネジメントを行うことを脱予算経営と呼んでいます。ホープ(Hope)とフレイザー(Fraser)は、その著書Beyond Budgetingで、脱予算経営は変化適応型のプロセスを採用することと、徹底的に分権化した組織を導入することが重要であると説いています。今回から、「変化適応型プロセス」と「徹底的な分権化」のエッセンスについて述べることにしましょう。なお、予算を廃止してしまおうという極めてドラスチックな考え方に対する私の見解については、脱予算経営の説明を終えた後に示すことにします。


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管理会計のナカミ
著者
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清水 孝
(しみず たかし)

早稲田大学大学院会計研究科教授。
博士(商学)早稲田大学。

早稲田大学商学部、大学院商学研究科・会計研究科で教壇に立っている。専門は管理会計・原価計算。最近は戦略を成功させるための戦略マネジメント・システムの調査・研究を進めている。

主要業績:

ほか、分担執筆、論文など多数

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